『アナウンサーの話し方教室』を使う
こんにちは、本使いです!
今回使うのは『アナウンサーの話し方教室』です。
1 読んだら役に立つと思われる人
・アナウンサーになりたい人
・アナウンサーが実際にどんな練習をしているのか知りたい人
・話すのに何が大切なのかを知りたい人
2 この本の個人的に良かったところ3点
①標準語ではなく共通語という感覚
②同じ言葉繰り返さないという感覚
③どれだけ人に興味を持てるかという感覚
3 読んだきっかけ
この本を読んだきっかけは、
昔アナウンサーになりたかったと思ったことがあったので、
アナウンサーについて考えてみようと思って読んでみることにしました。
4 本を使っての変化
この本を読んで大きく3つの変化がありました。
まず、1つ目は、
標準語ではなく共通語という感覚です。
標準語というと基準になる言葉の意味を持ち、
方言は基準に外れている言葉として上下関係が生じるのは、
確かにそうだと感じました。
一方の共通語はより多くの人に通じやすい言葉の意味を持っていますが、
方言との関係性で上下関係は生じる印象は持ちませんでした。
通じる人の数の違いはあるかも知れないが
共通語と方言の関係はそれぞれに独立した横に並ぶ関係を
イメージで来たので標準が出てきたら共通に置き換えられないか?
考えてみようと思いました。
2つ目は、
同じ言葉を繰り返さない感覚です。
単純にあいづちに「なるほど」を繰り返したり、
直前に「すごい迫力でしたね」と言った後に「迫力がありましたね」
のは聞いている人には同じことを言っている、興味を持っていないのか、
そもそも語彙力が少ないのかと言ったマイナスの印象を与えるように感じました。
ふと自分の中で語彙力が多い人というのは、
自分がどんな言葉を話しているのかを知っていて、
同じ言葉を言っているのには気付き、
同じ言葉を使っていて面白くないと思っているイメージが浮かびました。
語彙力が足りないから増やしたいではなく、
会話を楽しむ為に語彙力を増やすという感情を基準にする。
会話を楽しみたい→語彙力増やす→会話の幅が増えて楽しい→語彙力を増やす→・・・
このサイクルが回ることによって
会話の幅が増えることで自分なりの美意識で言葉を選びながら、
相手にとっても会話も楽しい会話になるように感じました。
最後の3つ目は、
どれだけ人に興味を持てるかの感覚です。
話し方を学べば会話が途切れないようになるようには思います。
しかし、会話が途切れないことが主目的になるのは、
会話としてはとても窮屈に感じました。
その状況で思い浮かぶのは次に何の質問をしようかで
頭がいっぱいで相手の話を聞いていない状況。
相手は自分の話を聞いていないことに気づきますし、
さら質問が的外れだったり、すでに言っていたことだったりしたら、
ますます話すモチベーションが下がってしまいます。
この人はどんな人なんだろう?と興味を中心に置くことで、
表情や動作、会話の内容や話し方などを理解しようとする姿勢を持つことで、
話し方が拙かったとしても興味を持っているなら相手も何が知りたいんだろう?
どうすれば伝わるか?とお互いの歩み寄りによって楽しい会話になることが想像できました。
(もちろん自分自身が新しい経験をすることで相手と共通する話題を増やしていくことも大切です)
全体的な感想としては、
アナウンサーに限ず人として相手とどう接するか?を考えさせられる1冊でした。
5 おわりに
いかがでしたでしょうか?
気になった方は
『アナウンサーの話し方教室』を使ってみてはいかがでしょうか?