『AIを使って考えるための全技術――「最高の発想」を一瞬で生み出す56の技法』を使う
こんにちは、本使いです!
今回使うのは『AIを使って考えるための全技術――「最高の発想」を一瞬で生み出す56の技法』です。
1 読んだら役に立つと思われる人
・AIを使ったことのない人
・AIをもっと上手に使いたい人
・発想を広げたい人
2 この本の個人的に良かったところ3点
①隙のあるアイデアを知れたこと
②未来の変化因子を知れたこと
③関連する要素を知れたこと
3 読んだきっかけ
この本を読んだきっかけは、
chatgptを使うようになってAIの使い方を見直してみようと思って
読んでみることにしました。
4 本を使っての変化
この本を読んで大きく3つの変化がありました。
まず、1つ目は、
隙のあるアイデアを知れたことです。
発想の起点になるアイデアを生み出す為のAIへの指示文として
<アイデアを得たい対象を記入>に関して、
隙のあるアイデア(=聞いた人がそこからいろんな派生案を思い浮かべられるほど、
未熟性で、欠けのあるアイデア)を複数出してください。
が紹介されています。
隙のあるアイデアを出すこと自体が素晴らしい考え方だと思いました。
自分の中でもやもやとした考えがあるのであれば、
アイデアと自分の中にあるもので一致する部分があるのか?ないのか?
そう考えることで自分の中の考えを
はっきりしていけるように感じました。
2つ目は、
未来の変化因子を知れたことです。
10年後を見越したアイデアを得るためのAIへの指示文として
まず、<アイデアを得たい対象を記入>の今後10年間の変化に
大きな影響を与えそうな因子をあげてください。
次にその因子が充分に発展した場合の10年後の対象の姿をデザインしてください。
最後にそれらを「N年後、⚫️⚫️する」という表記で
3ステップの現実性を加味した構想を描いてください。
が紹介されています。
自分のAIの主な使い方を考えてみると、
今、疑問に思ったことをとりあえず聞いてみる為に、
使っていたように思います。
AIで未来についての視点を持つことは、
自分で未来を考えることよりバイアスがかかっていない、
ある種の客観性があるように思いました。
(間違っていることがあることもあることを前提として)
特に自分が知っていることについては、
今自分の知っている延長線に物事が進むと
考えてしまっているように思いました。
未来を思考に入れることで、
今の自分の考え方との相違点から何を改善すべきかを
考えるのもAIの1つの使い方のように感じました。
最後の3つ目は、
関連する要素を知れたことです。
発想するための「面白い切り口」を得るAIへの指示文として
<課題や目的を記入>
この問題から連想できる単語を30個あげ、
次に関連が薄くてもいいので連想できる単語を100個あげてください。
が紹介されています。
課題や目的について連想を自分だけでしたら、
10個くらいで終わってしまいそうな気がした。
その際に発想が出たとしても、
これは関係ないよなと自分の中でフィルターをかけて、
発想ではないと判断していたようにも思いました。
発想が何かと何かの組み合わせであるとすると、
単語が130出てくることにも十分な意味があると思います。
連想しやすいものだけでなく関連が薄いものを出している点も、
連想しやすいものだけではありきたりなものを防ぎ、
別の発想を見つけるのにもとても便利な使い方だと思いました。
全体的な感想としては、
AIは考えた方を広げたり深めたりするのに
とても有効なツールだと改めて感じる1冊でした。
5 おわりに
いかがでしたでしょうか?
気になった方は
『AIを使って考えるための全技術――「最高の発想」を一瞬で生み出す56の技法』を使ってみてはいかがでしょうか?