『世界一流エンジニアの思考法』を使う
こんにちは、本使いです!
今回使うのは『世界一流エンジニアの思考法』です。
1 読んだら役に立つと思われる人
・思考法を探している人
・日本とアメリカのソフトウェア開発の違いを知りたい人
・脳にかかる負荷を減らしたい人
2 この本の個人的に良かったところ3点
①「Be Lazy」という考え方
②「早く失敗」という考えた
③「理解の3要素」という考え方
3 読んだきっかけ
この本を読んだきっかけは、
ChatGPTの本を探しに本屋に行ったときに見かけて、
目次の見出しの「Be Lazy」にひかれたからです。
4 本を使っての変化
読むきっかけになった「Be Lazy」(怠惰であれ)を
目次で読んだ時の意味の解釈は、楽をするために行動をするだった。
(例えば、ルーティンな仕事をプログラムで自動化するイメージ)
本の中で紹介されて意味はそれも含まれているが、
もっと広く「より少ない時間で価値を最大化するという考え方」だった。
これを達成するための習慣として紹介されているものをいくつかあげると
①望んでいる結果を達成するために、最低限の努力をする(これが私の最初のイメージに近い)
②不必要なものや付加価値のない仕事(過剰準備含む)をなくす
③優先順位をつける
②については、今までしていたことを自ら意味がなかったことを認めるようで、
なんだか心理的な負荷を感じところもある。
しかし、昔は意味があったが今となっては意味がないことは
確かにあるのでこれって本当に必要なのかを改めて考えるきっかけになった。
③の優先順位については①~⑤まで順位をつけたら、
日本企業だとすべてやる想定だが
アメリカ企業では①だけに集中して他はやらない感覚があるようだ。
(<2-8の法則>20%の仕事が80%の価値を生むのだから、20%をしっかりすればいいという考えに基づく)
こうしたアウトプット重視より価値重視の考え方が
日本とアメリカの生産性の違いの一因になっているように思える。
早く失敗するというのも日本にはない考え方に思える。
できる限り失敗をしないように時間をかけてあれだけ時間をかけたのだから、
失敗してもしょうがないということで担当者が責任を減らしていることもあるような気がする。
実際にやったことがないことは想定外のことが起こるのが普通で、
失敗ではなく→うまくいかないことがわかった(エジソン的な発想)
という失敗を許容して動くことの大切さを感じた。
(ずっと先延ばしにしてやらなかったことによるリスクも存在する)
逆に言えば、しばらく何も失敗していないことは
自分がチャレンジをしていないのではないか?
とちょっと不安になるくらいが自分自身を成長させるとも思った。
他に参考になった点は、
生産性を上げるための理解をあげている。
著者の考える<理解の3要素>
・その構造をつかんで、人に説明できること。
・いつでもどこでも即座に取り出して使えること。
・知見を踏まえて応用がきくこと。
結果だけをもとめてどこからかコピペしてきたものは、
成果は出せるが上記の理解にはならず、
理解して成果を出してときには、
得られたはずの3要素の蓄積がされずその分の成長ができないと紹介している。
理解というフィルターを通して、
世界を見直してみれば理解するのに確かに時間がかかるが、
未来への投資としては、良い投資になるのではと思えた。
5 おわりに
いかがでしたでしょうか?
気になった方は
『世界一流エンジニアの思考法』を使ってみてはいかがでしょうか?